日本の子育て。日本と海外のしつけの違い。ダダコネ時期のアメリカン対処法!

夕焼けと親子 教育
うぐいす君
うぐいす君

しつけって大切ですよね。

ふくろう先生
ふくろう先生

大切です。しかし、思った以上に海外とは違うしつけ方を日本ではしています。日本国内だと違いがわからないので海外と比較してみましょう。

ふくろう先生
ふくろう先生

日本国内だと違いがわからないので海外と比較してみましょう。

幼児期になると自己欲求が生まれ始めます。俗にいう「イヤイヤ期」。あれも嫌、これも嫌。どう対応しても泣きわめいたり癇癪をおこしたりして、イライラしてしまうこともありますね。

アメリカしつけのタイムアウト

アメリカの過程でよく言われているのがタイムアウト。アメリカの小児科先生はが教えてくれたりするようです。

日本ではあまり聞いたことのない「タイムアウト」。効果はどのような物なのでしょうか?具体的な方法や効果をについてを知りましょう。

「タイムアウト」とは?

「タイムアウト」とは、アメリカでよく行われているしつけ方法。子供が望ましくない行動をしてしまった時、正すためにタイムアウトの時間をとります。

タイムアウトは子供への「罰」ではありません。周りから見ているとそうとらえる事が日本ではあるかもしれませんが、タイムアウトは子供の感情を落ち着かせる時間。決して子供に恐怖心をあおるようなことはNGです。

アメリカの方法では18ヶ月頃からはじめる事が一般的と言われています。子供が癇癪を起こした時、気持ちを落ち着かせるための時間を取る事です。

うぐいす君
うぐいす君

大人で言うとアンガーマネージメントに似てますね。

ふくろう先生
ふくろう先生

そうですね。大人は自分で感情をコントロールするために時間を取ります。子供はまだ自分自身でコントロールする術を知らないので親が促してあげるのです。

タイムアウトの効果

子供の感情は変わりやすく、暴れた後すぐに落ち着くことも良くあります。嫌なことでイヤイヤしていても、ほんの少し意識を逸らしてあげるだけで見違えるような落ち着きを見せてくれます。

そんな時、時間を取るタイムアウトは効果的な一つの手段です。気持ちが高ぶっている時にコントロールすることは大人でも容易ではありません。大人が出来ないことに子供に冷静になれと言う事が無謀です。アンガーマネージメントには6秒の法則と言うものがあります。子供にもタイムアウトを取ることで、心を落ち着かせることができます。

タイムアウトを通して子供は自分の感情をコントロールすることを学びます。

なぜイヤイヤになるのかを理解する

子供がイヤイヤなるには理由があります。どういった理由でイヤイヤなのかを聞いてみたり、状況から察する、想像をしましょう。なぜイヤなのかを知ろうとすることが大切です。むやみに強制、静止することは子供にとって恐怖心を与える行動になります。

感情を感情で返しても何も解決はしません。子供の感情的行動はどういう意味なのかを理解しようとする気持ちが大切です。そうすることにより子供、親にとってもタイムアウトを取ることが出来、いくつもの解決策が見えてくるはずです。タイムアウトを取るために子供の観察から見えるイヤイヤの理由を見つけましょう。。

タイムアウト法:正しい手順

タイムアウトは最終手段です。タイムアウトを行う前にいくつかの提示をしてあげましょう。

これは信号機と同じような感覚です。信号機が5段階あると思っていただければわかりやすいかと思います。子供にとっても目安になり、これ以上は本当にダメなんだという事を少しずつしつける段階的教育ともいえるでしょう。

正しいタイムアウト法は5つのステップで構成されています。

ステップ1:子供に伝える【警告】

子供がその行動を止めなかったら、「タイムアウトにしよう。」と子供に伝えます。

この時に大人が感情的になる事がNGです。大人は冷静になり、言い聞かせるように伝えましょう。

結果をすぐに求めてはいけません。少し時間をおいて、行動がおさまったらしっかりと褒めてあげます。子供がその行動を止めなければ、タイムアウトに進みます。

ステップ2:タイムアウトの理由を伝える【通達】

タイムアウトをはじめる直線に伝えます。「タイムアウトの時間だよ。」タイムアウトをする理由を子供に伝えます。

この時にも大人は冷静に対応しましょう。決して大人は感情的にならないようにします。

ステップ3:タイムアウトの時間【実行】

静かな場所で子供を座らせます。アメリカのご家庭ではそれぞれやり方が違うようですが、一般的に多いのが静かな場所に椅子を用意しておき、座らせる方法です。

日本ではいけないことをすると押し入れに入れられるという昔ながらの方法が日本にはありましたが、アメリカでは虐待と思われるような行動はしません。

タイムアウトの時間は、年齢×1分が目安として考えてください。

2歳なら2分、3歳なら3分。子供にとっての数分は非常に長く感じます。すぐに席を立ってしまう事もあるでしょう。そんな時は無言で優しく無言でイスに戻します。

ステップ4:タイムアウトを終了する【解放】

時間が経ち、子供が冷静さを取り戻してくるとタイムアウトは終了です。

なぜタイムアウトを取ったのか。理解をしてない、ルールを決めたい時はこの段階で伝えます。

タイムアウトを終了する時に「人は叩いたらダメなんだよね。」などを伝える事で理解します。

ステップ5:子供を褒めてあげる【認証】

一番大切なことが褒める事です。タイムアウトの後、大人が伝えたとおり子供が行動できたら、褒めてあげましょう。子供は一度で理解することはあまりありません。きっと同じことでタイムアウトになることがあるでしょう。そんな時でも根気よく一貫して子供に教えることが大切です。

タイムアウトをする時の注意点

タイムアウトは「罰を与える時間」ではありません。

日本伝統の「押し入れに閉じ込められる」などの方法はアメリカでは虐待になる事があります。遊びの場合は押し入れに入ったり隠れたりすることはありますが、タイムアウトをする場合は親は必ずそばにいる必要があります。

トラウマになるような環境で行う事はやめましょう。

また「言うこと聞かないとタイムアウトにするよ」など脅しのような声かけもNGです。

タイムアウトは親にとっても効果的

子供が言うことを聞いてくれないと、親も感情的になってきます。

後々考えてみると後悔するのはたいてい親の方が多いのではないでしょうか?

タイムアウトは、子供の心を落ち着かせる時間、気持ちをコントロールする方法を学ぶ時間として行います。ですが、親もクールダウンとしての時間を取ることは非常に効果的です。

アメリカのタイムアウトにはアンガーマネージメントを子供にも使えるような理論が組み込まれているのかもしれません。

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