【シュタイナー】柔軟性で個性を生かす教育!世界60数カ国広がるシュタイナー理論が目指す世界に一つだけの個性

夕日と子供と読書 シュタイナー

うぐいす君
うぐいす君

モンテッソーリ教育は話題になりましたが、他にはありますか?

しまちゃん
しまちゃん

シュタイナー教育と言うものがありますよ。

シュタイナー教育の歴史は古く、1900年代にドイツで誕生しました。

日本で話題になったのは俳優の斎藤工さんが学んだことで話題になりましたね。

世界的にシュタイナー教育が波及され、日本にもシュタイナー教育が取り入れられる学校もあります。

シュタイナー教育について学んでみましょう。

シュタイナー教育とは

シュタイナー教育とは、1人1人の個性を尊重する教育です。一人ひとりの個性を尊重し、個人の能力を最大限に引き出す教育。体・心・頭脳のバランスを重視し、年齢段階に合わせた教育方法が提唱されています。

「教育芸術」としての教育思想であるヴァルドルフ教育を、日本で紹介する際に名付けられた呼称のひひとつとしてシュナイター教育。教育とは、子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」。その思想と実践は、人智学に支えられ、独自のシステムで養成された教師により、カリキュラムや授業内容も公的なものとは異ります。

つまり、シュタイナー教育は、教育学よりも人間学に近く、精神論の要素が多く取り入れられています。

シュタイナー教育の考え方

シュタイナー教育の根本的な考え方は、自由な生き方ができる人間を育てること

産まれもっている性格を外的要因で抑え込むことはせず、自らの意思によって行動できる人物を指します。

幼児期には刺激を与えないようにし、環境つくりを重視します。家具に自然素材のもの、色には温かみのある色。目に見えるもの、例えば壁紙やカーテンにそういった柔らかい色を使うことが推奨されています。

生活リズムを整えにも取り入れます。時間・曜日・季節。同じタイミングで行事を繰り返すことで安心感をもたらすとしています。

学力向上を目的にせず、人としての形成が最大の目的としています。

シュタイナー教育は成長を7年周期。

シュタイナー教育では目安となる期間を明確に定めています。7年を周期と考え、0~21歳を3分割。その時期ごとに重視するものを変えます。

0~7歳:体を動かし、「意思」を育む

0~7歳の間は、「体」を育てることが重要視します。

手足をたくさん動かすこと。よく遊び良く寝る。体づくりを最重要とします。

勉強やテレビ干渉をさせずに教育方針に進めていきます。

自分の意図を動きをするという経験が、想像力の発達につながると考えられています。7歳以下の子どもは記憶力がまだ発育途中な為、言葉ではなく、真似をさせることを重視しています。

8~14歳:「心」や「感情」を育む

8~14歳の間は、「心」を育てることが重要な時期としています。

思春期の影響は人格に大きな影響を与えます。音楽や芸術に触れることで感情を豊かにする体験をすること。この体験が重要視されています。

15~21歳:「思考」や「自我」を育む

15~21歳の間は、「頭」を育てることが重要な時期としています。

体、心の成長が整ってきた後に知識を学んでいきます。一般教養をはじめ、パソコン・インターネットなどの最先端技術にも触れます。

シュタイナー教育はドイツ発祥。

オーストリア生まれの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱したのがこの教育方法です。

1919年。ドイツで「自由ヴァルドルフ学校」が設立。この学校で取り入れたのがシュタイナー教育kでした。

元々、たばこ工場の労働者の子どもたちに教育を提供するための学校で、当時ドイツでは珍しい男女共学校。教員の自由を尊重して校長を置かない協和的な独自の運営スタイルをとっていました。

1987年に日本に初めてのシュタイナー学校が設立。「東京シュタイナーシューレ」は不登校児童の居場所の目的で設立され、フリースクールでした。2017年には、日本全国に全日制のシュタイナー学校が7校、37の幼児教育施設があったそうです。

シュタイナー教育の内容

シュタイナー教育の考え方に基づき、教育者によって色とりどり

シュタイナー教育に基づきますが、具体的な教育プログラムは示されていません。教育者や扱う教材、学ぶ環境により異なります。シュタイナー教育の共通した3つの理論とはどういったものでしょうか。

一貫した教育課程

教育課程は、12年間一貫教育を取っています。子どもの扱いが難しくなるとされている思春期までの8年間は原則同じ担任がクラスを持ちます。

芸術活動を通じて学ぶ

「感情や意思に働きかける総合芸術」と言う理念に基づき、シュタイナーが生み出した独自科目が存在します。「オイリュトミー」「フォルメン」はその代表的なものです。

オイリュトミー

音楽に合わせて体を動かし、図形や感情を表現します。「美しいリズム」という意味でシュタイナーが生み出した運動芸術。自然で美しい身振りや他者との調和を学ぶことを目的としています。

フォルメン

直線・曲線・渦巻きなどで構成された、幾何学模様を色を使って描画し集中力を養ったり指先を訓練。シュタイナーが考案した芸術教育です。

エポック授業

小中高すべての学年の1時間目に毎日行われる110分の授業で、国語、算数、理科、社会にあたる教科を2~4週間にわたって集中して学ぶ授業。

シュタイナー教育の最大の目的

教育目的が学力向上ではなく、人間形成にあること

対比して考えられる教育方針にモッテッソーリ教育がありますが、根本的な考え方としては似ている部分があります。学力向上を一番としてではなく、人の形成を重視している点です。

対比に見られるのが教育者の存在ではないでしょうか?シュタイナー教育の場合は教育者が重要視されますが、モンテッソーリ教育の場合は教育者を環境として考えています。

人を育てるにあたって教育者の存在は重要です。ですが、根本的な考え方が同じだけに全く正反対な教育方針ではないことが理解できます。

まとめ

  • シュタイナー教育とは個性を尊重し、一人ひとりの能力を最大限に引き出す教育。
  • シュタイナー教育の目的は、自由な生き方ができる人間を育てること。

日本の教育方針が見直されている中、今後日本では、教育の多様化されていきます。数ある教育方針の一つとして注目されていく考え方でしょう。

幼児教育にはたくさんの種類があります。どれが良くてどれが悪いかは常時期なところ分からない事が多く、見極めることが多いです。

ただ一つ共通点があるとするならば、幼児教育は人を育てる為の基礎です。

ただ生きるだけではなく、どう教育をし、生きる力を付けさせるか。そういった事も考えてみるのもいいかもしれませんね。

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